RPAは、ソフトウェアロボットを使って、コンピューターを使ったデスクワークなどの業務を自動化するテクノロジーです。コンピューターの画面上における人間の操作を模倣し、システム間で発生するやりとりを自動化し、ロボットが処理を行う技術です。RPAのロボットは、コンピューターの画面上で人間が行う操作を代替し、正確に・高速に処理することを得意とし、ウェブサイト、社内システム、スプレッドシートやメールなど、PCの画面上でおこなうあらゆる操作を自動で実行することができます。RPAを使うことにより、プログラミング言語によるシステム開発よりも迅速に導入でき、現場の業務に即した自動化が実現できます。実際にRPAを使って業務を自動化するには、コンピューター画面上のどこで、どのような操作を、いつ行なうかといった一つ一つの操作を指定する必要があります。このような、ロボットへの指示を作成する開発ツールや、実際に処理を実行するロボット、それらを管理するツールなどを総称して、一般的にRPAと呼ばれています

https://www.uipath.com/ja/rpa/robotic-process-automation

人間がコンピューターの画面上で行う操作のなかで、特にロボットが得意とする代表的な処理の例には「入力」「転記」「照合」「モニタリング」「送付」「集約・加工」の6つが挙げられます。

RPAの活用例

・交通費精算、請求書データの入力、問い合わせ内容の転記
・ターゲットリスト作成、SFA入力、広告レポート作成
・顧客データ収集、在庫状況の確認、商品情報の更新
・新入社員・新規職者のアカウント登録
・伝票入力、支払対応の実行、反社チェック など

https://service.biztex.co.jp/knowledge/1583/

RPAの仕組みと他ツール(AI・マクロ)との違い

名前特徴
RPA・さまざまなアプリケーションの定型業務を幅広く自動化できる
・高度な専門知識がなくても、操作できるケースが多い
・主体的な処理はできず、あらかじめ設定したルールに忠実に従う
AI・データベースの情報をもとに、状況に応じて自律的な判断ができる
・開発や運用に大きなコストがかかる
マクロ・Excelなど一部のアプリケーションの操作のみ自動化できる
・プログラミングなどの専門知識がないと、操作が難しい
RPAの仕組みと他ツール(AI・マクロ)との違い

RPAのデメリット・リスク

RPAには数多くのメリットがありますが、一方でデメリットやリスクも存在します。主なデメリットは、以下のとおりです。

1. ロボットが停止する場合がある

RPAは「決まった手順の業務」を自動化するのが得意です。ですが、頻繁な手順変更や例外的な処理には弱く、途中でロボットが止まってしまうこともあります。

2. ロボットを管理しきれないおそれがある

ロボットを無闇に作ってしまうと、管理しきれずに「野良ロボット」が発生してしまいます。知らないところで稼働を続け、サーバに負荷をかけたりエラーが起きたりすることも。

3. 不正アクセスや情報漏洩のおそれがある

プログラムの不具合や人的ミスを突かれ、不正アクセスなどの被害を受ける可能性はゼロではありません。重大な事故が起きる前に、セキュリティ対策が必要です。

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