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「終わりのない対話」1978年
鉄、アルミニウム、キャンバス、塗料、779×500×500cm

キャンバスを張った帆がふたつ、風まかせに向きを変えながら、上下にうなずき合うような動きを見せる。 流線型のフォルムは風の流れや抵抗が綿密に計算され、どんな風も逃す事はない。 作品は風と一体になって初めて生命が宿ったように、生き生きとした表情を見せる。 新宮は、1966年ミラノで初めて立体作品を発表、以来、風や水の流れなど、目に見えない自然のリズムを様々な動きに置き換えたキネティック・アートを作り続けている。